2017日本語能力測試四級閱讀練習題及答案

  練習題一:

2017日本語能力測試四級閱讀練習題及答案

招き貓

日本のある地方では、貓が前足で顔をなでると飼い主のところに客が來ると信じられています。このような俗信は古代中國にまでさかのぼるといわれています。こんなことから、貓が、招き貓として幸運をもたらすものとみなされるようになりました。招き貓は、體の一部を鮮やかな色に塗った白貓の張り子または陶製の置物で、人を招き寄せる格好に前足を上げています。この格好は歐米人にとって別れを告げるときの身振りですが、日本人にとっては逆で、誰かを招き寄せる身振りに似ています。招き貓は、全國いたるところで、和風の商店、旅館、料理店などの入口に面した棚によく見かけます。これらの商売を営む人々は、招き貓が客を集めてくれることを期待して、縁起物として置いています。

注釈:

なでる(撫でる)      [他下一]撫摸,摸弄

さかのぼる(遡る)     [自五]回溯,追溯

もたらす          [他五]帶來,造成

張り子(はりこ)      [名]紙糊的東西,紙糊玩偶

招き寄せる(まねきよせる) [他下一]招攬,招過來

身振り(みぶり)      [名]姿勢,樣子

営む(いとなむ)      [他五]做,經營

縁起物(えんぎもの)    [名]吉祥物

問題:

招き貓の話はどこから伝わってきましたか。

1、日本のある地方

2、ヨーロッパ

3、古代中國

4、アメリカ

招き貓の格好にはどういう意味がありますか。

1、お客さんと挨拶をする

2、幸運をもたらす

3、別れを告げる

4、商売を営む

招き貓はどんな格好をしていますか。

1、前足で顔をなでる

2、前足を合わせてお辭儀をする

3、前足を上げて歩く

4、前足を上げる

答案:3,2,4

  練習題二:

我が家の犬

人間は考える生き物だと言われていますが、考える生き物は人間だけではないと思います。我が家の犬のポチも小さい頭でいっしょうけんめい考えているようです。

ある日、私と妻がけんかをしました。けんかの原因はあまりたいしたことではなかったのですが、意見を言い合っているうちにけんかになってしまったのです。そのとき、ポチが私たちの間に入って、なんと、私たちの顔をなめはじめたのです。そして、私たちはいつの間にか仲直りしていました。犬の習性かもしれませんが、ポチは私たちを仲良くさせようと、いっしょうけんめい考えたのだと思います。

注釈:

生き物(いきもの)    [名]    生物,動物

なめる(舐める)     [他下一]  舔

仲直り(なかなおり)   [名?自サ]  和好,言歸於好

習性(しゅうせい)    [名]    習性,習慣成性

問題:

「私たち」とはだれたちのことですか。

1、私と妻と犬のポチ。

2、私と妻。

3、私と犬のポチ。

4、妻と犬のポチ。

文の內容と合うものは次のどれですか。

1、考える生き物は人間だけだと思います。

2、けんかの原因は犬のポチです。

3、人間の顔をなめるのは犬の習性です。

4、犬も考える生き物だと思います。

答案:2,4