日語能力考試一級真題

問題Ⅰ 次の文の________をつけたことばは、とのように読みますか。その読み方をそれぞれの1・2・3・4から一つ選びなさい。

問1・地震の①被害者に対する、彼らの②速やかな③救援活動は、賞賛に④値する。

(1).被害者 1.かがいしゃ  2.きがいしゃ  3.はがいしゃ  4.ひがいしゃ
(2).速やかな 1.なごやかな  2.すみやかな 3.ゆるやかな  4.はなやかな
(3).救援 1.きゅうえん  2.きゅうかん  3.きゅうだん  4.きゅうめん
(4).値する 1.ねする 2.ちする 3.あたいする  4.くらいする

問2・夫婦は①互いに②束縛したり③幹渉したりしない方がいいという考え方に④共鳴する人が多くなった。

(1).互いに 1.たがいに 2.ただいに  3.ちがいに  4.ちだいに
(2).束縛 1.そくせん  2.そくてん 3.そくばく  4.そくぼく
(3).幹渉 1. かんしょう  2.かんほ 3.せんしょう 4.せんほ
(4).共鳴 1.こうちょう  2.こうめい 3.きょうちょう 4.きょうめい

問3・彼は①前途②有望な青年で、③視野を広げるために外國に留學し、現地で④充実した毎日を送っている。

(1).前途 1.せんと 2.せんど 3.ぜんと 4.ぜんど
(2).有望な 1.ゆうぽうな 2.ようぽうな 3.ゆうもうな 4.ようもうな
(3).視野 1.きや 2.しや 3.けんや 4.こうや
(4).充実 1.せいじつ 2.じゅうじつ  3.ちゃくじつ  4.ちゅうじつ

問4・福祉予算の規模が①縮小されたため、老入の②介護をする人の③負擔が増えてしまった。

(1).縮小 1.しゅしょう  2.しゅうしょう 3.しゅっしょう 4.しゅくしょう
(2).介護 1.かいかく 2.かんかく 3.かいご 4.かんご
(3).負擔 1.ふたん 2.ふだん 3.ふうたん 4.ふうだん

問題II 次の文の________をつけたことばは、ひらがなでどう書きますか。同じひらがなで書くことばを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

日語能力考試一級真題

(1).留學生の受け入れ態勢を整える。
1.大衆 2.體制 3.滯在 4.対戦

(2).會議が長引いて、思考力が低下した。
1.脂肪 2.自己 3.事項 4.志向

(3).稅務署に所得を申告する。
1.神経 2.真空 3.深刻 4.新興

(4).官僚の任命権は大臣にある。
1.元來 2.完了 3.慣例 4.勧誘

(5).聴講するためには正規の手続きが必要です。
1.世紀 2.將 3.証拠 4.整理

問題Ⅲ 次の文の________をつけたことばは、どのような漢字を書きますか。その漢字をそれぞれの1・2・3・4から一つ選びなさい。


問1・①かいしゅうしたアンケートの②ぶんせきには、コンピューターが③いりょくを④はっきする。

(1).かいしゅう 1.回周 2.回集 3.回拾 4.回収
(2).ぶんせき 1.分折 2.分析 3.分祈 4.分訴
(3).いりょく  1.依力 2.偉力 3.為力 4.威力
(4).はっき 1.発起 2.発気 3.発企 4.発揮

問2・  製品の①かかくを②いじするために③けいやくを④むすんだ。

(1).かかく 1.価角 2.価格 3.稼角 4.稼格
(2).いじ 1.緯持 2.緯治 3.維持 4.維治
(3).けいやく  1.計約 2.係約 3.契約 4.継約
(4).むすんだ  1.結んだ 2.締んだ 3.絞んだ 4.紡んだ

問3・父は、①ひっしに努力して借金を②へんさいし、店の経営を③きどうに乗せた。

(1).ひっしに  1.必支に  2.必仕に  3.必死に  4.必使に
(2).へんさい  1.返済  2.返債  3.返財  4.返砕
(3).きどう 1.基道  2.基動  3.軌道 4.軌動

問4・人に①ごかいされるような②ぶれいな③げんどうは、④つつしんだ方がいい.

(1).ごかい 1.誤悔  2.誤戒 3.誤怪  4.誤解
(2).ぶれいな  1.無禮な  2.無札な  3.不禮な  4.不札な
(3).げんどう  1.原動  2.言動  3.現動  4.見動
(4).つつしんだ  1.悩んだ  2.悟んだ  3.慎んだ 4.憤んだ

問題Ⅳ 次の文の________をつけたことばの二重線( )の部分は、どのような漢字を書きますか。同じ漢字を使うものを、1・2・3・4から一つ選びなさい

(1).(こう)ほしゃがたくさん出た。
1.この本はさん(こう)になる。
2.大學で文學をせん(こう)する。
3.この地方はき(こう)が溫暖だ。
4.世界の平和に(こう)けんする。

(2).作品をひ(ひょう)する。
1.駐車禁止の(ひょう)しきが立っている。
2.委員長をとう(ひょう)で選んだ。
3.この本の(ひょう)しはデザインがいい。
4.あの店は(ひょう)ばんがいい。

(3).顕微鏡で植物の(さい)ぼうを観察する。
1.この指輪にはきれいな(さい)くがしてある。
2.貿易會社に(さい)ようされた。
3.録音した音楽を(さい)せいして聞く。
4.代金の支払いを(さい)そくされた。

(4).この小説の(とう)じょう人物はたったの3人だ。
1.探検隊は目的地に(とう)たつした。
2.會員になるには(とう)ろくが必要だ。
3.犯人が(とう)そうする。
4.試験の(とう)じつ急に病気になった。

(5).彼はこの事件にはかん(よ)していない。
1.ボーナスを銀行に(よ)きんする。
2.(よ)ぶんのお金を持ち合わせていない。
3.(よ)きしていなかったことが起こった。
4.今度の選挙では(よ)とうが勝利をおさめた。

問題V 次の文の_______の部分に入れるのに最も適當なものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

(1).平行な二つの直線は決して_______。
1.まじえない 2.まじらない 3.まざらない 4.まじわらない

(2).建物に入るのに、いちいち証明書を見せなければならないので、本當に_______。
1.わずらわしい  2.まちどおしい  3.みすぼらしい  4.はなはだしい

(3).不況の影響で、この地域の中小企業は_______倒産した。
1.いまさら 2.ひたすら 3.のきなみ 4.ひいては

(4).いつもは厳しい先生だが、おもしろい_______もあることがわかった。
1.一見  2.一目  3.一部  4.一面

(5).わたしには小さくなったスーツを息子に着せてみたが、_______だった。
1.だぶだぶ 2.ふらふら 3.のろのろ 4.ぺこぺこ

(6).道で子供たちが遊んでいたので、車のスピードを_______通り過ぎた。
1.へらして 2.ゆるめて 3.よわめて 4.なくして

(7).話し合いは_______終わった。
1.健全に 2.寛容に 3.精巧に 4.円満に

(8).林さんは、いつも_______洋服を着ているので、みんなのあこがれの的だ。
1.エレガントな  2.コントロールな 3.ナンセンスな  4.プラスチックな

(9).計畫がうまく行くように、みんなで作戦を_______。
1.こめた 2.ねった 3.ほどこした 4.あつらえた

(10).小松さんの迫力に_______されて、思わず同意してしまった。
1.抑圧  2.重圧  3.圧倒  4.圧縮

(11)._______數の貝がらが、遺跡から発掘された。
1.はなぱなしい  2.おびただしい  3.やかましい 4.なやましい

(12).電車の中で突然気分が悪くなったが、親切な人が_______してくれた。
1.救済  2.養護  3.介抱  4.奨勵

(13).事故で電車が止まって遅刻しそうになったが、バスに乗り換えたので、_______間に合った。
1.おのずから 2.かろうじて 3.やむをえず 4.ことによると

(14).田中先生は神経が_______、生徒たち一人一人をよく理解してくれる。
1.きよらかで 2.しなやかで 3.こまやかで 4.さわやかで

(15).道の_______に名もないきれいな花が咲いていた。
1.かたわら 2.ふもと 3.なぎさ 4.すそ

問題Ⅵ 次の(1)から(10)< u >のことばの意味が、それぞれのはじめの文と最も近い意味で使われている文を、1・2・3・4から一つ選びなさい。

(1).とおす……その作家は、生涯獨身をとおした。
1.障子をとおして、やわらかい光が入ってくる。
2.夫人が私たちを奧の部屋にとおしてくれた。
3.がんばって書いたのに、先生は卒業論文をとおしてくれなかった。
4.わが社としては、従來の方針をとおすつもりだ。

(2).あし……電車のストで、通勤のあしが奪われただ。
1.雪道であしを取られ、ころんでけがをした。
2.あしに合わない靴をはくと、體によくない。
3.いい溫泉だが、あしが不便なので客は少ない。
4.僕が失敗をして、チームのあしを引っ張ってしまった。

(3).しめる……寢る前にガスの栓をしめることにしている。
1.今月いっぱいで店をしめることになった。
2.このドアはゆっくりとしめてください。
3.赤字続きだから、少し家計をしめないといけない。
4.着物は着たいけれど、一人では帯がしめられない。

(4).もと……あんな人に頼んだのが、失敗のもとだった。
1.もとをかけなければ、利益も得られない。
2.何がもとでけんかになったのか、どうしても思い出せない。
3.使い終わったら、もとの場所に返してください。
4.調査データをもとに、議論を進めた。

(5).するどい……あの子は、年のわりになかなかするどい。
1.筆者のするどい目が、一流の評論につながっている。
2.相手コートにするどいボールを打ち込んだ。
3.この件で、両者がするどく対立している。
4.被害者は、するどいナイフのようなもので刺されたようだ。

(6).ひとつ……息子はもう國小生なのに、あいさつひとつ上手にできない。
1.天気もいいし、ひとつハイキングにでも行かないか。
2.おっしゃることが今ひとつわからないのですが。
3.田中さんは家事が嫌いで、掃除ひとつしない。
4.いくら合唱の練習をしても、みんなの気持ちがひとつにならない。

(7).かたい……ベテランの俳優たちに囲まれて、彼の動きのかたいのが目立った。
1.試験の時は、とかくかたくなりがちだ。
2.この肉は焼きすぎたので、かたくなってしまった。
3.父は頭がかたくて、新しいものには必ず反発する。
4.彼の能力からすると、成功はかたい。

(8).みる……子が親の面倒をみるのは、當然だと思う。
1.何度か話し合いを行ったが、殘念ながら意見の一致をみなかった。
2.近所の大學生が子供の勉強をみてくれるので、助かる。
3.出かける前に、車の調子をみてみよう。
4.みると聞くとは大違いとは、このことだ。

(9).やける……本棚の本の背が、日にやけて白っぽくなった。
1.空が真っ赤にやけている。
2.あの二人を見ていると、思わずやけてくる。
3.海でやけた肩と背中が少し痛い。
4.パンがおいしそうな色にやけた。

(10).おちる……あそこのレストランは、最近味がおちた。
1.兄は就職試験におちて、元気がない。
2.洋服についた口紅は、なかなかおちない。
3.田中君の名前が名簿からおちている。
4.疲れてきたのか、中山選手のスピードがおちてきた。